アジアカップUAE戦、高原の決定力の高さが際だった。ハンブルグ時代は、トップというよりウイング的なサイドに開いてのプレーを要求されたりして、なかなかストライカーとしてのゴールを決める仕事が出来なかった高原。フランクフルトに移籍してからは、本来の点取り屋としての仕事場であるペナルティーエリアの中でのプレー機会が増えたのが良かったのだろう。昔の良い時の高原が戻って来たようでとてもうれしい。
UAE戦でも、あまり高原がサイドに献身的に開くというプレーが少なかった。逆に中央にどっしり構えるプレーが目立った。その分、ボールに触る機会は、少ないかもしれないが、ゴールを狙えるチャンスは増える。そして、無駄な動きを抑えて体力を温存して、ここぞの場面に備える。だからこそ、一試合で一回か二回のチャンスを確実にモノにすることが出来る。2トップを組んだ巻は、献身的に動き回るのは良いが、肝心なゴールを決めるべきチャンスで雑なプレーをしてしまっていたのとは対照的だ。
MFやDFなどの様々なポジションの選手がゴールを決めるのも良いが、FWの大黒柱がきっちりゴールを決めてくれる方がチームの強さが一層引き立つ。この活躍で、相手チームの高原のマークが一層厳しくなるだろうが、それを跳ね返してゴールを重ねて欲しいものだ。チームの得点の半分以上が高原というくらいになると頼もしい。ストライカーは、チームの顔だ。エースが決めればチームに勢いが出る。
FWの前線からの守備も大切だが、FWの仕事はゴールを決めること。これを忘れてもらったら困る。
その他の感想
*加地:以前のような攻め上がりのスピードもなく、右サイドでの存在感が薄い。右サイドのプレーヤーならもっと他の選択肢があるだろうに。
*巻:やはりJリーグでも3点しか決めていないFWを代表に選ぶというのは、理解に苦しむ。
*川口:初戦の失点も、前へ飛び出す瞬発力の衰えが一因か。全体的にプレーに衰えが目立つ。こうした少しの衰えによるプレーエリアの狭まりが、強豪相手の試合では大きな弱点になる怖れがある。今の川口であれば、円熟味が増して安定感抜群の楢崎の方が上だ。
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