J1第31節の広島戦は、フェルナンジーニョの2ゴールに絡む活躍で勝利したエスパルス。シーズン終盤になって、ようやく真価を発揮してきた。パスでのつなぎの中での、フェルナンジーニョのドリブルでの仕掛けは、大変良いアクセントになっている。ドリブルを仕掛ける場所も、以前よりだいぶ前になってきたのも良い。
しかし、まだまだ彼の真価がフルに発揮されているとは言えない。フェルナンジーニョの良さは、ドリブルだけではない。相手DFをぎりぎりまで引き付けての、身体の向きとは異なる方向への角度の深いスルーパス。G大阪時代にアラウージョ、大黒といったFW陣を縦横無尽に操っていたプレーぶりは、まだエスパルスでは見られない。FW陣をもっと使うプレーが出て来ると、フェルナンジーニョのドリブル、キープ力がさらに活きてくるはずだ。個人の突破に頼っていると、いずれ研究されてドリブル突破が抑えられたりする可能性も高い。相手のマークが厳しくなればなるほど、2トップとのコンビネーションが重要になってくる。
好調なフェルナンジーニョのプレーを見ていると、マルキーニョスがいたら面白かったのにと思ってしまう。相性が良い感じがしてならない。今シーズン、プレーすることなくいなくなったアレシャンドレや、1試合も見ることなく消えそうなアンデルソン、さらに「89分の男」西澤をベンチにおいておくくらいなら、マルキーニョスを残しておけば良かったのに、と思うのは私だけだろうか?
幸いスペースへ飛び出すスピードが抜群の矢島は、フェルナンジーニョのスルーパスに相性が良さそうだ。どんどん、フェルナンジーニョからのパスを引き出す動きをして欲しい。フェルナンジーニョが、チャンスメーカーとして機能すれば、レッズ戦での勝利も夢だはない。
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