日経新聞8月31日朝刊に掲載された特集連載記事「オシム@ジャパン/代表諸君、うまくなれ」は、興味深いオシムのコメントが満載されているので、これから紹介していきた。まずは、オシムが語る技術の定義について。
「どんな厳しいプレッシャーをかけられても動きながらボールを正確に操り、状況に応じて左右どちらのキックでも高低や強弱、長短を自在にけり分けられるような、本当の試合で使える基本技術のことだ」
昔から、日本選手は相手のプレッシャーが無い時の、ボール扱いの技術は高いが、実際の試合でプレッシャーをかけられながらのボール扱いは、トップに比べて劣ると言われている。Jリーグレベルで、ミスをしているようでは、話にならない。本物のプレッシャーを掛けられると、ボロが出てしまうのが今の日本サッカーのレベルということか。
「日本選手のうまさはまだまだ"敵が近くにいないとき"に限られている。ワンタッチパスにしてもその本質は、自分がタッチ数を節約することで次に受ける選手に時間的な余裕を与えることなのに、格上の相手と戦うと苦し紛れに次の受け手にツケを回すようなパス回しになってしまう。磨くべきは、素早く次のプレーに移るという判断を伴った技術だ。」
(オシム談/2007/8/31日経新聞朝刊紙面より)
日本のパス回しは、責任回避の「タライ回し」。しかし、いくら受け手に時間的な余裕を与えても、その受け手が、その時間を使って素早く次ぎの判断の選択肢を考えなければ、ますます「タライ回し」になってしまう。
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