July 27, 2007

片肺飛行だった日本

アジアカップ準決勝のサウジアラビア戦、日本はまさかの3失点で敗退。この試合、いろいろと気になったことはあるのだが、特に気になったのが、右サイドからの攻撃。日本の攻撃は、左サイドに片より過ぎていたように見える。中村俊輔を右、遠藤を左に置いて、プレッシャーの少ないサイドからワイドに攻めるパターンというプランもあったはずと思うのだが、中村俊輔は左に貼り付いていた時間が長かった。その分、左サイドの駒野がオーバーラップした場面でも、そばに中村俊輔や遠藤などいる場面が多く、攻撃回数も多かったはずだ。

しかし、左サイドからボランチの鈴木などが逆サイドに展開しようとすると、そこには中村憲剛か加地がいるくらい。広大なフィールドが広がっている。中村憲剛も相手のカウンターからの中央突破も怖いので、それほど右サイドのサポートは出来ない。ということで加地にボールを廻しても、ほとんどフォローがなく相手と一対一になってしまう場面が多い。加地が、相手DFをキリキリ舞いさせてドリブル突破が繰り返せるようであれば、それも良いだろう。

しかし、今の加地は以前のような激しくアップダウンを繰り返してオーバーラップする運動量もキレもない。止まってボールを受けるケースが多いから、ドリブルというよりパスを選択することが多くなる。選択肢もサイドに開いた高原あたりにフィードするか、中へのスルーパスまたはクロスしかない。しかも、ペナルティエリア深く切れ込んでからのクロスではないので、簡単に相手に跳ね返されるばかりだ。

今の加地であれば、右サイドに駒野を持って来て、左に今野という布陣もあったのではないだろうか。サイドからの攻めが左に偏っていたから、当然中からの攻めも相手に絞られやすい。もっと両サイドの選手がボランチの選手を追い越していくようなプレーをガンガン見せないと、なかなか相手DFをワイドに揺さぶることが出来ない。中村俊輔をもっと右サイドにはらせて、そこからの展開を増やすと、右サイドの選手も思い切ってオーバラップできたはず。相手が外を警戒すれば、逆に中へのクロスのチャンスも増えるというものだ。

特に、後半になってからの左サイド偏重が気になった。敢えて右サイドを開けておくという作戦だったのだろうか?左サイドの駒野のオーバーラップは、そこそこ機能していただけに、残念だ。この試合を見る限りでは、早く代表にアントラーズの内田やガンバの安田あたりの、攻撃的サイドバックを加えて欲しい気がする。もちろん、エスパルスの右サイド市川も忘れてもらっては困る。



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Posted by mkonline at 00:51 │Comments(0)TrackBack(0)

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